霞沢岳

日程:96年6月15日〜16日
場所:北アルプス・霞沢岳
メンバー:46K石田,47I長谷川,48M千葉,46C井坂
行程
6/15 島々==二又--岩魚留小屋--徳本峠小屋--空身で霞沢岳への道を偵察--徳本峠小屋泊
6/16 霞沢岳往復・下山
 小屋発(4:30)--2320mのピーク(5:50)--2580mのピーク(7:30-8:00)--霞沢岳頂上(8:30-40)
 --2580mのピーク(9:05-9:10)--徳本峠小屋(12:00-15)--岩魚留小屋(13:35-14:00)--二又(15:00-15:30)==松本==帰宅

6/15
島々の分岐には「登山道通行禁止」との看板があるが、取りあえず行ってみることにする。二又のゲートに数台駐車してあるので、我々も車を停めて歩き始める。途中、50人ぐらいの中学生(?)の団体と一緒になる。道は多少荒れている程度で通行禁止にする程ではない。雨が降ってカッパを着た。沢を渡って最後の登りは相変わらず長い。小屋泊まりで荷物が軽くて良かった。徳本峠小屋は20人以上泊まれるようだが、この日の宿泊客は数人で、テント泊が1組いた。小屋番のオヤジは、17時ぐらいに小屋に着いた50前後の女性二人への対応が、言葉は一応丁寧だが、「こんな時間に山小屋に来るのは遅すぎる。夕飯はビスケットでもカップラーメンでもどうぞ」という説明は横で聞いていても不快だった。この2人の女性客は岩魚留小屋に泊まるつもりだったが、営業していないのでしかたなく、ここ(徳本峠小屋)まで来て遅くなった、と言っていた。夕飯は電話予約していた男性客2人のオカズはテンプラとか鍋とか色々豪勢だったが、予約していない我々4人と単独行の30前後の女性1人は缶詰主体の粗末なものだった。これだけ待遇が違って宿泊料金が同じなのは不思議である。先の遅くに着いた女性客2人の夕飯はないので、持参の食料で済ませたようだ。予約していた男性客2人には焼酎(?)まで付いていた。我々も食後、持参の酒を出したら、小屋のオヤジに「食事の後始末があるので、そういうこと(飲酒)は炊事小屋(自炊客用の小屋)でお願いします」と言われた。言葉使いこそ丁寧だが言っている内容は何とも不快だ。もっとも自分たちだけの宴会は気楽で楽しかった。しばらくして母屋の寝室(二段ベット)に戻ると、食堂のメンバーは相変わらず酒を飲んでいる様だった。小屋番のオヤジはかなり酔っていて、夕方小屋に着いた二人の女性客のことをバカにして、「ババアの面倒なんか見たくないんだよ!」などとわめいているのが、聞こえてくる。何とも不快だ。注意しようかと思ったが、「文句があるなら小屋から出て行け」と言われたら困る...と思っていたら、いつの間にか寝てしまった。

6/17
徳本峠〜霞沢岳は意外と遠い。頂上の標識で記念写真を撮り目的を達成することができた。
霞沢岳は今まで登る機会はなかったが、マンガ「岳人列伝」(?)に出て来て、漠然と憧れていた山だ。縦走路から外れているので人気はないが、穂高(岳沢)を正面に見て展望が良く、困難な岩稜はないので、積雪期にラッセル(ルートファインディング)するのに良い山だと思う。
二又まで戻ると 「ゲート真正面に停めてある車をレッカー移動した」 という警察の説明が残されていたが、我々はゲートから離れた通行の邪魔にならないところに停めていたので難を逃れた。夕方遅く戻って来て車が無かったら困るだろう、と思った。まぁゲート正面に駐車する方もする方だが...
新婚の千葉は早く帰宅したいとのことで、1人電車で帰った。残りの3人は松本で食事をしたりして車で帰宅。


岩魚留小屋
 釣りをする人は釣り券を買ってください、などの説明がある。

2320mのピーク(徳本峠小屋〜霞沢岳)の休憩

霞沢岳山頂(2645.6m)にて

山頂付近から望む穂高岳