マレーシア・ボルネオ島・キナバル山(4095m)
日程:2005/8/11-16
コスト:約18万円/人(←夏休み料金。閑散期は半額程度?)

行程
 8/11 成田空港(日本時13:30発) == コタ・キナバル空港(マレーシア時18:30着) == キナバル公園(21:00)泊
 8/12 登山ゲート(1866m 8:35) -- ウバー・シェルター(2090m 9:20-30) -- ロウィル・シェルター(10:00-10)
 -- メンベニング・シェルター(2520m 10:50-11:00) -- ラヤンラヤン宿舎(2702m 11:40-12:00)
 -- ピローサ・シェルター(2950m 13:10-20) -- パカ・ケイブ・シェルター(3080m 13:50-14:00)
 -- ラバン・ラタ・レストハウス(3272m 14:45) -- グンティン・ラガダン・ヒュッテ(3323m)泊
 8/13 発(2:50) -- ローズピーク(4095m 5:40-6:30) -- グンティン・ラガダン・ヒュッテ(8:30-9:00)
 -- パカ・ケイブ・シェルター(9:30-50) -- ラヤンラヤン宿舎(10:40-11:00) -- メンベニング・シェルター(11:30-45)
 -- ロウィル・シェルター(12:20-30) -- ウバー・シェルター(13:00-10) -- 登山ゲート(13:55)
== ポーリング温泉泊
 8/14 ポーリング温泉散策 == コタ・キナバル泊
 8/15 コタ・キナバル市内散策 == コタ・キナバル空港(18:30発) == クアラ・ルンプール空港(21:30-23:30) ==
 8/16 == 成田空港(日本時7:30着)

概要
 マレーシア・ボルネオ島・キナバル山について調べるうちに、麓から1泊2日で往復できる、東南アジア最高峰、
 世界遺産、中国語で「神山」、などが分かり、是非とも登りたくなり、久しぶりの海外旅行となった。
 せっかくなので、ポーリング温泉観光とコタキナバル市内観光を1日づつ追加し、
 短い日程で効率良く動き回るため、旅行会社手配の旅行とした。やはりガイド氏が付いている旅行は気楽で良かった。
 また、山小屋やキナバル公園レストラン等のバイキング形式の食事はメニューを見て悩む必要が無く、また美味しかった。
 しかしながら滞在期間実質4日はあまりに短く「あっ」と言う間であった。

キナバル山行
 キナバル登山には必ず登山ガイドが付く。が、登山道はよく整備されており、標識や地図、
 さらに30分〜1時間おきにトイレと水のある休憩所(シェルター)まであり、ほとんどガイド不要である。
 実際、1日目はガイド氏は我々の後ろから離れて付いて来ていた。
 ただし、2日目の朝は日の出前から歩くので、この時はガイド氏が先行し、我々はガイド氏のリュックサックを目印に登った。
 登山者はだいたい午前3時ぐらいから登りはじめるので、始めはかなり込み合っていたが、徐々にばらけて寂しくなる。
 樹林帯を超えた岩場では、目印のロープはあるが、やはりガイド氏の存在は心強い。
 暗闇の中の休憩で高度計(カシオ・プロトレック)を見ると「4000m」の表示と「----」の表示が交互に点滅していた。
 出発前から気になってことだが持参の高度計は国内仕様で4000mまでしか測定できないようだ。
 頂上付近は込み合っていたが、ご来光撮影に適当な場所に案内してくれたガイド氏に感謝。
 肝心のご来光は雲が出ていたためあまりパッとしなかった。
 込み合う山頂で順番待ち後にローズピーク4095mの標識前で記念撮影して下山にかかる。
 登りの時は暗くて分からなかったサウスピークやドンキーイヤーズピークが目にとまる。
 グンティン・ラガダン・ヒュッテまで帰ったところでガイド氏とハイタッチ。
 高山病(?)のため部屋で休んでいたS氏もかなり回復しており、下山には問題ないようだ。
 この頃から雨が降リ始めたため、雨具を着て出発。
 登頂前に雨が降り始めたらかなりメゲタと思う。下山途中の雨で良かった。
 ホース(電線カバー)などの大荷物を担いだ作業員が大勢登ってきていた。
 昨日は日本人には全く会わなかったが、今日は2,3組の日本人登山者とすれ違った。
 日頃の運動不足の為か、途中でヒザが痛くなりながらも、無事下山。
 キナバル公園レストランで14時過ぎのやや遅い昼食を取った。
 2時の朝食後、登り3時間(高度差800m)、下り7時間(高度差2200m)の少々厳しい行程であった。


キナバル山(?) 機内の窓から

キナバル公園から望むキナバル山

登山ゲート
左から井坂 T氏 S氏 ガイド・アレックス氏
首から登山証を下げている。

0.5〜1時間毎にあるシェルター(東屋・トイレ・水)
旅行者は生水は飲まない方が無難だろう。
※濾過器(浄水器)を使う人もいた。

登山道から望むドンキー・イヤーズ・ピーク

ドンキー・イヤーズ・ピーク

5Km地点の地図。0.5Km毎に標識がある。
登山口から8.7Kmで頂上(ローズピーク)。

頂上付近の雲が晴れると記念写真 v(^o^)

ようやく到着したラバン・ラタ・レストハウス

我々の宿泊したグンティン・ラガダン・ヒュッテ。
ラバンラタレストハウス(左写真)から歩いて数分。
内部は2段ベットが2台ある部屋が10室ぐらい。
シャワールームもあるがお湯は出無いので寒い。
キッチンがあり自炊もできる。
我々はラバンラタレストハウスで食事を取ったが、
自炊の方も大勢いた。

山頂(ローズピーク)にて日の出を待つ。

ご来光。雲のため今一つ冴えない・・・

最高峰ローズピーク(4095m) S氏の扇子と共に

下山途中。ロープは登山道の目印。

間近に見るドンキー・イヤーズ・ピーク(4054m)

サウスピーク(3921m)

ホースを運んでいる方が大勢いて中には女性も

時にはホース2本の人も。

凄い! ホース3本!! 力持ち!!!

リス。人に慣れていて寄って来る。カワイイ。

無事下山。お疲れ様でした。
TERIMA KASIH はマレーシア語の「ありがとう」


キナバル山頂往復マラソン(クライマソン)の結果
何と優勝記録は2h40min04sec
選手はスカイランナーと呼ばれる。

下山後にもらった「登頂証明書」
登頂日とガイド氏の名前
(アレックス)もある。
登頂できなかったS氏は最高到達高度が記された
2ndクラスの証明書をもらった。たぶん登頂証明書
より貴重品だが、白黒なのが少々悲しい。

果物市場にてRM5(約150円)の買い物

ポーリング(竹)温泉の1人用露天風呂。水着着用

モンキーバナナの花(まだツボミ)

地上41mのキャノピーウォーク。結構揺れる。 

ガイドのラスティン氏

釣り橋間の基地。

釣り橋を下から見上げると。

道端に咲くラフレシア(コンクリート製!)

TEKSI(タクシー)
料金メーターは無く代金は乗る前に交渉する

果物市場にて マンゴスチン

乾物市場にて 何故ギター? 

土産屋さんのお姉さんとS氏

屋台(焼き魚)のお姉さん

ココヤシ RM2(約60円) わりと美味しい。

ホテルの朝食バイキング・卵料理担当のお兄さん
キナバル山に登ったがあるとか。

キナバル山でも見た背負い籠がホテルの
部屋にもあった。

バス停 AKIRAはマレーシアで日本製品のこと

炎天下、歩き回ってようやくたどり着いた博物館。

小学校にカメラを向けると子供が寄って来た

昼食。イケスの前で念入りに物色中のS氏。
白身魚,海老,蟹を食べたが何れも美味。

おまけ1
 帰りの飛行機(マレーシア航空)でS氏の席に何故かスキンヘッドのお兄さんが座っていた。
 ???と思い「イクスキューズミー・・・」と話しかけたら、
 「何だオメ〜!」「お前らが間違えてんじゃね〜のか〜!」「喧嘩売ってんのか!」と凄い勢いで返事が返ってきてビックリ!
 スキンヘッドのお兄さん、実は数人のヤクザ(?)集団の一員だった様です。直接話をするのもナンなので、
 ステュワード(でしたっけ。つまり男性のステュワーデス)に話を通してもらったら意外に素直に席を譲った。
 日本人が一番危険(!)と感じた海外旅行でした。

おまけ2【覚えたマレーシア語】
 TERIMA KASIH (テリマ カシ) ありがとう
 SAMA SAMA (サマサマ) どういたしまして
 JALAN (ジャラン) 道
 ジャラン パラン パラン ゆっくり歩く
 KUPU KUPU (クプクプ) 蝶
 RAMA RAMA (ラマラマ) 蛾
 SIBU SIBU (シブシブ) トンボ
 AYAM (アヤム) 鶏 
 KAMPUNG (カンポン) 村 
 AIR (アイル) 水 →英語のエアーではない。KG AIR (カンポン・アイル,水村)という商店街がありました。
 API (アピ) 火 →アピ・アピ・センター(炎センター)という商店街がありました。
 AWAS (アワス) 警告 →急カーブなどにある道路標識。
 KELUAR 出口
 TEKSI タクシー 
 BAS MINI ミニバス →11人乗り。トヨタ・ハイエース? 50セント(=0.5リンギット,≒15円)で市内乗り放題。
               バス停もあるが、手を上げると止まってくれるので、行き先を確認して利用した。
 BAS EKSPRES 普通の大型バス
 KOPI コーヒー →マレーシア人はは苦手でで代用するためか、coffee は kopi だった。
            ちなみに日本人は F は H で代用するので coffee はコーヒー。
 BUKU 本 →マレーシア語独自の文字はなくアルファベッドを用いている。
          つまり book と言う英語が入るまで(イギリスに植民地化されるまで)本は無かった?
 AKIRA コンピューターや機械などの日本製品のこと。

おまけ3【350ML缶ビール代】
 山小屋(ラバン・ラタ・レストハウス)ではRM18(約540円)
 キナバル公園レストランではRM15
 コタ・キナバル市内のレストランではRM5-10
 コンビニエンスストア(セブン・イレブン)ではRM8
 スーパーではRM2(約60円)前後
 ☆コンビニは観光客向けの高級店なのでしょうか? ちなみにビールは全て輸入品だそうです。

おまけ4【レストランの衛生レベル】
 コタ・キナバル市内のレストランは衛生レベルがA,B,Cの3段階で表示されています。
 A:良い B:平均 C:平均以下 です。
 旅行者はAの店を利用するのが好ましいと思いますが、Bの店もありました。