KSTAC上高地2002 M隊 (岳沢〜天狗沢〜奥穂〜岳沢〜上高地)
日程:2002年8月2日〜4日
メンバー:45B横山(L),47A山田,46C井坂(記録)
写真
行程
8/2 長野道みどり湖PA集合(10:30)==沢渡村営第2駐車場(12:00-12:30)==
上高地バス停(12:50-13:00)-- 1900m付近(14:40-50)--岳沢ヒュッテ(15:30)
8/3 起床(3:00)--発(4:20)--天狗沢2580m付近(5:20-25)--稜線(避難小屋跡)(6:30-40)--
3040m付近(7:50-8:00)--ジャンダルム(8:45-50)--馬の背前(10:05-25)--
奥穂高岳(10:45-11:20)--紀美子平(12:40-50)--岳沢パノラマ2680m付近(13:40-50)--
岳沢ヒュッテ(15:00-16:00)--小梨平(18:20)
8/4 起床(6:00頃)--朝食・集合写真・本隊解散--田代池・大正池散策==沢渡にてM隊解散
内容
8/2 河童橋前から歩き始めたら宮原さんに呼び止められた。白樺荘に戻り、
高柳さんと立松さんと挨拶して再出発。途中、天気予報通りに雨が降り始めた。
岳沢ヒュッテから100mほど離れた天場にテントを張り始めたら激しく降ってきた。
テントを張り終え一息ついた後、結局全員で岳沢ヒュッテに行き、H1隊の3人
(三橋,中村,川本;他の3名は寝ていたらしい)とビールを飲みながら会談。
その後、テントに戻り夕飯(麻婆ナス)。
8/3 起床(3:00)。暗いうちに出発(4:20)。天狗沢ルートは明瞭な踏み跡と白ペンキ
の○印があり迷うことはない。ルートは一度右岸(間ノ沢側)の枝尾根に上がって
また天狗沢に戻る様になっている。天狗沢は遠目に見ると雪が残っているが、
ルート上には雪が全くなかった。稜線近くにはフィックスロープもあったが、この辺りは
浮石が多く、落石に注意する必要がある。稜線の避難小屋は残骸が残るだけであったが
休憩にはちょうど良い。 休憩後出発するが、岐阜県側は風があり寒いので防寒具を着る。
稜線上も白ペンキの○印があり迷うことはないが、高度感があり、岩が雨で濡れていたら嫌な所だ。
調子に乗って登ると息が切れるので、休みながら歩く(登る)。
ジャンダルムは奥穂側から見ると切り立っているが、西穂側からは歩いて登れる。(多少手は使う)
切り立っている取りつき部分は鎖と足場用のボルトがあるので、特に危険は無い。
慎重に登るとすぐに頂上。写真を撮って縦走路に戻る。
途中すれ違ったパーティーから「馬の背が危ない」と言われこともあり、馬の背を前にして休んでいると、
奥穂側から単独行者来る。 通過の様子を観察すると意外に軽快に降りてくる。
その後我々も登るが、実際大したことはなかった。
奥穂側からは痩せた岩尾根を下るので危ないが、その他にも危険なところは多いので馬の背が危ない
と強調する必要は無いと思うが、奥穂側からの最初の難所なので印象が強かったのかもしれない。
程なく奥穂高岳に到着。 結局、岳沢〜天狗沢〜奥穂高岳のコースで単独行者に抜かれて、
奥穂から西穂に向かう:単独行×1,2人組×2,6人組×1とすれ違い、奥穂から馬の背往復が1人いた。
6人組とはジャンダルム付近ですれ違ったが、6人でコンティニュアス確保(中間支点なし)で歩いていて
危険な感じがした。横山さん曰く、死なば諸共確保、とのこと。
たぶん、危険地帯ではスタカット(プルージック)なのだろう。
奥穂からのルートは 破線 から 実線 になるので気が楽だ。登山者も増えてにぎやかになる。
奥穂高出発11:20。小梨平17時集合なので前穂高岳は省略することを皆で確認する。
横山さんが岳沢ヒュッテから岩永さんと日比谷さんの携帯に電話するが留守電とのこと。
16時、岳沢ヒュッテを出発する時、奥穂〜岳沢ヒュッテと前後して歩いたご夫婦から、
「まだビールは飲めないですね」と言われた。慌てても仕方ないのでゆっくり下って18:20小梨着。
kstacの皆さんに挨拶してからテントを張って、残しておいてもらったカレーを3人で食べて、紅茶会参加。
予定外の25期宍戸さんが参加されていて、新たにN隊として記録することになった。
次回の菅平スキー行では、根子岳・四阿山ツアーに参加したいとのことであった。
小梨平のシャワーは17:00〜19:00なので入れなかった。
8/4 6時ごろ起きて、朝食(サケ雑炊)の準備。
イワナはサケ科だから、kstacでは今後、サケ雑炊 は イワナ雑炊 と呼ぶことになる!?
食後、集合写真を撮って本隊解散。井上さん親娘は明神池を散策するとのこと。
M隊3人は田代池と大正池を散策して食事をしてバスで沢渡、解散。
感想
45B横山
皆様には大変お世話になりました。穂高周辺は、学生時代入山で怪我を
して行けなかったということもあり、念願を果たした感があります。
充実した時間でしたが、その分あっという間に過ぎてしまったような
気がします。実行委員の方々をはじめ皆様本当にありがとうございました。
また、後半のコースタイムを甘く見て、一昨年の吾妻山に続いて夕食に
遅れ、皆様にご心配と御迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
(それにも関わらず暖かく迎えて下さった日野様、岩永様他皆様、
本当にありがとうございました。)
46C井坂
8/3,4と好天に恵まれたため、「穂高よさらば」の歌詞に出てくる大半の場所を
目にすることができて良かった。
小梨平に着いたのは18:20で、集合時刻(17:00)に大遅刻してしまった。
というオマケは付いたが、やっぱり山(穂高)は良いなと再認識した。
コスト
KSTAC2002上高地参加費:\4000(キャンプファイヤー,夕飯,ビール,朝食),山岳保険:\1000
M隊食費(夜:麻婆ナス,朝:雑炊):\2300/3人,岳沢天場代:\500/人,小梨平天場代:\700/人
岳沢ビール500ML:\700,岳沢水:\100/L
タクシー(沢渡〜上高地):\4500/台,バス(上高地〜沢渡):\1350,沢渡村営第2駐車場:\500/日
写真![]() 天狗沢ルート中程。 右岸(間ノ沢側)枝尾根に上がり踏み跡をたどる |
![]() 天狗沢右岸(間ノ沢側)枝尾根から 霞沢岳・六百山 |
![]() 天狗沢上部(ガレ場の踏み跡をたどる) |
![]() 西穂高岳 |
![]() ジャンダルムから奥穂高岳 |
![]() ジャンダルムから前穂高岳 |
![]() 馬の背 |
![]() 馬の背からジャンダルム |
![]() 奥穂高岳頂上 左から山田,井坂,横山 |
![]() 奥穂高岳から梓川 |
![]() ガスに見え隠れする前穂高岳 |
![]() 北穂高岳 東稜 南稜 |
![]() 河童橋から岳沢 奥穂高岳は雲で見えない。 |
![]() |