北岳バットレス・4尾根主稜

日程:2001年7月14日
メンバー:SAC;H田&S田,H薗&石K,YRCC;根本&荒木&井坂 (&はザイルパーティー)
行程
 7/13 平塚発(22:45)==
 7/14 広河原着(2:00)仮眠--起床(5:00)--出発(5:50)--二俣(7:45)--北岳頂(17:00)--広河原(20:00)==
 7/15 平塚帰着(1:30)
交通費:高速代(相模湖 IC〜甲府昭和 IC \1900×2=\3800),ガソリン代(345km,34L,\3500)

内容
 夏道を登り始めるが、二俣の前ぐらいから雪渓を歩く。
 ほどなく二俣から2本目の沢(b沢)に到着。 休憩後、沢を詰めて下部岩壁に至る。
 下部が雪渓に埋ったbガりーを登る。
 右の方から取り付いたH田&S田チーム,H薗&石Kチームは苦労していたようだ。
 踏み跡通りに緩斜面帯を登り、2尾根,cガリーをトラバースして4尾根主稜取り付きの広場に至る。
 ここで昼食。 先行パーティー(男2人、1人は外国人)に追いつくが、先に上ってもらう。
 (彼らは、4尾根からDガリー奥壁を継続登攀した。)


b沢の登り

下部岩壁 (写真中央の雪渓がbガリーの大滝)

 休憩後、H薗&石Kチーム、根本&荒木&井坂チーム、H田&S田チームの順で上り始める
 我々は3人組みなのでトップはWロープ、後続はシングルロープで登る。
 まず、荒木がリードする。 下部はクラックに足を入れて登り、上部はやさしい緩斜面だ。
 次のピッチは井坂がリードする。 やさしい緩斜面から広いテラスに出る。
 次は荒木がリード。 その次は井坂がリード、15m程度の短いピッチで3mの垂壁下部の広場に出る。
 次は荒木がリード。 V級の垂壁からリッジに出る。 リッジから左側に15m程度の懸垂下降でテラスに降りる。
 この時、我々のザイルで後続のH田&S田チームに降りてもらい、我々がザイルを回収している間に先行してもらう。


懸垂下降

枯れ木のテラスへの登り

 次は根本がリード。 広いコーナークラックからフェースに出るルートで、98年に3人組(女1男2)に長らく待たされたピッチだ。
 ここでフランケを登ってきたパーティー(女1男1)に追いつかれる。
 次は荒木がリード。 フェース右側からリッジを登る。 (なお、ガイドブックでは左の凹角を登っている。)
 最後は井坂,根本の2トップ。 リッジから緩斜面を歩いて登りハイマツでビレーを取って登攀終了。
 ここで先行していた4人が待っていた。 全員揃って20分程度歩いて縦走路に出る。
 荷物を置いて100m程度歩くと北岳頂上に到着(空身なので足取りが軽い)。 記念写真を撮って下山開始(17時)。


終了点付近から大樺沢 photo by 石K

最後の登り photo by 石K

終了点にてザイル撤収。 photo by H田

北岳頂上 photo by tamatamaitahito

 途中で日が暮れヘッドライトを使いながら、20時頃ようやく広河原に到着。 前回同様、長い下りは疲れた。

 今回、井坂はアルパインクイックドローを試してみるが、スリングが引っかかると部分的に伸びて具合悪かった。